運動会の意味 何のためにやるの?チコちゃんに叱られるで解説!


あなたはボーっと生きている!? 人々の素朴なギモンと向き合う、NHKのクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」

何も考えないで、のほほんと生きているとチコちゃんに叱られますよ。

2018年10月12日(金)に放送されたチコちゃんのギモンはのひとつは・・・・

「そもそも運動会をやるようなったのはなぜ?」

これに対して岡村史さんは「盛り上がるもんね」・・・

番組では大人になっても子供心を忘れずに運動会を楽しんでいる人に聞いていました。

「運動会を通して絆が生まれる、強くなる。」

「日本人の健康維持と運動競技の底上げ」

なぜ運動会をやるのかも知らずにいる日本人のなんと多いことか・・・・

でも、チコちゃんは知っていました。

そもそも運動会をやるのはー

「兵隊さんがグレないためだった~」

これは一体どういうことでしょうか?

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運動会をやるのは兵隊さんがグレないためとは?

今回、番組の中で詳しく解説していのは、運動会の歴史を研究して60年。中京大学の木村吉次名誉教授。

ー「日本で初めて行われた学校行事の運動会は、海軍兵学寮の競闘遊戯です。」ー

最初に運動会が行われたのは明治時代。兵隊さんの養成所、海軍兵学寮。当時の授業は教室で座って学ぶものばかり。

というのも、当時の日本にはスポーツという概念がほどんどなく、体育は馬術や武道だけ。体を動かす機会が少なかったのです。

当時、日本に滞在していたイギリス海軍の顧問団の団長。その様子を見て心配していました。

ー「座学だけで気分がうつうつしてくると、良くない遊びに走るかもしれない。」ー

そこで学生たちのストレスを発散させるために、運動することを勧めました。そして開催されたのが、日本初の学校運動会「競闘遊戯」

学生達が、非行に走らなくなったかどうかは別として、初めての「競闘遊戯」は大盛況。これに目をつけたのが、初代文部大臣の森有礼。

森有礼は、全国の学校に運動会を義務付けました。その際に導入されたのが兵式体操。軍隊のような動きを取り入れて、規律や秩序を守る人間を育てようとしました。

現在の「気を付け」・「前へならえ」・「全体前へ進め」などは兵式体操の名残りでした。

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当時の運動会の種目は?

ところで、当時の運動会「競闘遊戯」はどんな競技が行われていたのでしょうか。番組の中で第1回競闘う遊戯の主な種目を紹介。

140m走・270m障害物競争・幅跳び・高跳び・遠投(玉投げ)・おんぶ競争・卵拾い競争・棒高跳び・三段跳びなど

現在の陸上競技のようですが、おんぶ競争をこの時代から行っていたのですね。

昭和になると、戦争が激化。日本が戦争に突き進むと、運動会も軍事色が強まったものに。種目にも、爆弾輸送・爆弾三勇士などより戦争をイメージした名前がつけられるように。

でも、戦争も終わり平和な時代に。軍事色の濃い種目や、訓練的な種目はなくなり現在の運動会のようになっていきました。

もともとは、兵隊さんのためだった運動会。今では、みんなの共通の思い出をつくる幸せの空間になっています。

※ 番組の中では、学校で行われた最初の運動会を紹介していました。ちなみに、横須賀製鉄所で行われた運動会が、日本で最初に行われた運動会という説もあるそうです。

NHK、さすがに色々と気をつかっていますね。

まとめ

いかがでしたか。

今回は「チコちゃんに叱られる!」で紹介された素朴なギモン。これ、ネットの知恵袋や教えて!などで取り上げられたりしてます。(笑)

「そもそも運動会をやるようなったのはなぜ?」についてまとめてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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