から揚げとフライドチキンの違いは?チコちゃんに叱られるで解説!


あなたはボーっと生きている!? 人々の素朴なギモンと向き合う、NHKのクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」

何も考えないで、のほほんと生きているとチコちゃんに叱られますよ。

2018年12月14日(金)に放送されたチコちゃんのギモンはのひとつは・・・・

「から揚げとフライドチキンは何が違うの?」

今回のゲストの的場浩司さんは

「から揚げは骨がない。フライドチキンには、骨が付いている。」

※ チューリップから揚げなど、骨付きのから揚げもあります。

一方で岡村隆史さんは

「から揚げもフライドチキンも一緒!」

街中で、から揚げやフライドチキンを食べている人々に聞いてみると・・・・

「から揚げは小麦粉が多い。フライドチキンは素揚げ・・・」

「食感が違くない・・・?大きさも違う。なんだろうね・・・」

から揚げとフライドチキンの違いも知らずに「バーレル一人で全部食べちゃった・・・」などと言って、食生活習慣が乱れている日本人のなんと多いことか。

でもチコちゃんは知っていました。

「肉に味付けするのがから揚げ、衣に味付けするのがフライドチキン~!」

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肉に味付けするのが「から揚げ」

今回番組で詳しく解説していたのは、日本を代表する料理研究家、服部幸應先生。

ー「同じような調理方法なんですが、味付けの仕方が違うんです。」ー

から揚げは、鶏肉にしょうゆやショウガなどで下味をつけで揚げます。一方、フライドチキンは、小麦粉に黒コショウ、ガーリックパウダーなどのスパイスを加え、その衣で鶏肉をあげます。

ー「どちらも食べにくい鶏肉を食べやすくするために生まれたものです。」ー

とりのから揚げが、日本で生まれたのは昭和初期。それ以前にも鶏肉を油で揚げて食べていましたが、肉の品質が悪くでパサパサしてかたく、食べにくかったと言われています。

そこで考えられたのが、しょうゆで下味をつけること。

ー「しょうゆを使ったといのは、塩分の使い方がうまかったです。しょうゆに含まれている塩分が、肉をやわらかくする効果があります。」-

鶏肉に熱を加えるとかたくなってしまうのは、筋肉の繊維が原因。熱を加える前にしょうゆにつけることで、しょうゆの塩分の働きで肉が縮まずに水分が保たれ、ジューシーに仕上がるのです。

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衣に味付けするのが「フライドチキン」

一方、フライドチキンが誕生したのは、1830年代のアメリカ。当時、アメリカの家庭で鶏料理といえば「ローストチキン」が一般的でした。

しかし、手羽や足などの骨付き肉は、骨があるので食べにくい。肉が少なくて満足感がないと捨てられていたといいます。

そんな捨てられていた骨付き肉をおいしく食べられないのか。使用人として働いていた女性達が編み出したのが、衣にスパイスを混ぜる調理法でした。

ー「スパイスというのは、油で揚げることによって、香りが引き立ちます。」-

スパイスは油で揚げると香り成分が溶け出し、衣をより香ばしく美味しくするのです。こうして骨ばかりで食べにくかった小さな肉も、食べ応えがあって美味しく食べられるものになったのです。

から揚げは、肉をやわらかくジューシーにするため。フライドチキンは、小さな骨付き肉でもムダなく美味しく食べるため

味の付け方が違うのは、それぞれ別の理由があったからのです。ちなみに服部幸應先生が一番好きな鳥の揚げ物は「竜田揚げ」だそうです。

※から揚げとの違いは、片栗粉を付けて揚げるところです。

まとめ

いかがでしたか。

今回は「チコちゃんに叱られる!」で紹介された素朴なギモン。

「から揚げとフライドチキンは何が違うの?」についてまとめてみました。味付けの方法が違うというのは、なんとなくわかってましたが・・・

日本とアメリカ、それぞれで食べにくい鶏肉を食べやすくするためだった・・・そこまでは知りませんでした。

個人的には食べやすくて、居酒屋でも定番メニューのから揚げに愛着があります・・・(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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