あなたはボーっと生きている!? 人々の素朴なギモンと向き合う、NHKのクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」
2018年10月12日(金)に放送されたチコちゃんのギモンはのひとつは・・・・
「なんで女性は電話にでると声が高くなるの?」
番組では、家庭に関するアンケート調査といことで、女性に集まってもらっていました。そこで、ふだんの声と電話の声が違うのかを比較。
一人ずつスタッフと打ち合わせしている時の声は・・・・わりと落ち着いた声。そこへ別のスタッフが電話をして出てもらうと・・・・
ほとんどの人が、かなり高い声になる傾向が。
なぜ電話の声が高くなるのか聞いてみるとー
「自分をよくみせようとして、ちょっと声を高くする感じかな?」
なぜ電話の声が高くなるのかも知らずに
ー「いつもお世話になっております」ー
ー「ごめんくださいませ」ー
などと高い声で言っている日本人女性のなんと多いことか・・・
でもチコちゃんは、知っていました。
ー女性が電話に出ると声が高くなるのはー
「ちっちゃいと思われたいからー」
これは、どういうことなのでしょうか?
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女性の電話の声が高いのは、ちっちゃいと思われたい?
今回、番組の中でくわしく解説していたのは、慶應義塾大学で日本語の発音や発声について研究している川原繁人准教授。
ー「そもそも声の高さは、声帯の長さや太さが関係しています」ー
ー「からだが小さい子供は、声帯が細くて短いので高い声に。一方で大人は、声帯が太くて長いので低い声になるのです。」ー
つまり高い声を出している人は、体が小さいイメージになります。体が小さいということは、体が弱い・危害を加えない・かわいらしい・無害だという思いに。
たとえば、赤ちゃんをあやす時は高い声を出して、自分が小さくて無害であることを示すためなのです。
では、電話の声が高いのも同じ理由なのでしょうか?
ー「電話の場合は、顔が見えないので、表情で自分の態度を伝えられません。」ー
ー「自分の声の高さ・声質・話し方を演出して印象を特徴づけていると考えらます。」-
つまり、女性は電話で高い声をだすことで、自分が小さい存在・無害であることをアピールして、相手に安心感を与えようとしているのです。
電話の声が高くなるのは、日本独特なもの?
ちなみに、川原繁人准教授によれば、アメリカでは女性の電話の声が高くなるのは、あまり起こらない現象だとか。
電話の声が高くなるのは、日本独特のものではないかと言っていました。
番組で、渋谷を訪れいていたアメリカの女性の人を調査。ふつうに話している声の後で電話の声を再現してもらっていました。
声の高さは、特に意識しない様子。
ー「声を高くしたら、ミッキーマウスになっちゃうわ。」ー
ー「電話の時に声は変えないわ。」ー
川原先生の見解どおり、アメリカ人女性は、電話で声を高くする習慣がほぼありませんでした。
さらに、日本人とアメリカ人に高い声と低い声の両方を聞きくらべてもらう調査も・・・・・日本人は、おおむね高い声に好印象。アメリカ人は半々という結果に。
なせ声の印象に差があるのか
川原先生の推測だと、アメリカなどは、電話で低い声では話すことで大人の成熟性・自立性を示すのが良いという文化。
日本は、小さい子どものような高い声で話すことで、相手の従順性を示しコミュニケーションの円滑化を図る文化。
この文化の違いが電話の声に現れるのでは・・・とのことでした。
※女性が電話で声が高くなる理由については、諸説あります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、2018年10月12日(金)に放送されたチコちゃんの素朴なギモン
「なんで女性は電話にでると声が高くなるの?」の内容をまとめてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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