あなたはボーっと生きている!? 人々の素朴なギモンと向き合う、NHKのクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」
2018年10月5日(金)に放送されたチコちゃんのギモンはのひとつは・・・・
「なんでおそば屋さんにカツ丼があるの?」
確かにおそば屋さんのメニューに必ずといってほどある「カツ丼」
番組では、おそば屋さんでカツ丼を食べている人に聞いていました。
「何でだろう?あれ~」
「まかないからできた」・・・
なぜなのかわかららない様子・・・・
でも、チコちゃんは、ちゃんと知っていました。
おそば屋さんにカツ丼があるのはー
「そもそも、おそば屋さんが作ったから」
これは、はたして本当なのでしょうか?
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そもそも、おそば屋さんがカツ丼を作った?
今回、番組の中で詳しく解説していたのは、そはの歴史を知り尽くしている、そば研究家の前島敏正さん。
ちなみに、前島さんのそばのオススメの食べ方は、麺に直接わさびをつけて食べることだとか。
ー「カツ丼は、そば屋から生まれました。早稲田大学の目の前にある老舗のそば屋が、カツ丼の元祖です。」ー
番組は、さっそくその場所へ。江戸時代に創業(1860年頃)、早稲田大学の創設者の大熊重信こよなく愛したそうです。それが「三朝庵」
現在は5代目の店主、加藤浩志さんが家業を継いでいます。そこで「元祖カツ丼」を注文してみると・・・
プリプリのカツと玉ねぎをたまごでとじたシンプルな一品。店主にこだわりを聞いてみると
ー「こだわりは、特にないです」ー お客さんからよく聞かれるようで
当店のカツ丼は、こだわりカツ丼ではありません。普通のそば屋のカツ丼です。
と、メニューの横の添え書きが・・・・笑えます。
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そば屋のカツ丼は誰が、いつ作ったのか?
店主に聞いてみるとー
ー「カツ丼は、初代の加藤朝治郎が作りました。」ー
カツ丼は1918年、今から100年前に初代の店主が作ったというのです。そこには、カツ丼の誕生秘話がありました。
大正時代、お店は早稲田大学の目の前ということもあり、学生達で大繁盛していました。そして夜になると、宴会客でにぎわっていました。
宴会客のお目当ては、そばではなく、「とんかつ」当時は、めったに口に出来ないぜいたく品。仕出し屋さんから取り寄せたとんかつを振る舞い、大人気になっていました。
そんなある日のこと、宴会が突然のキャンセルに。店には、宴会用に注文した大量のとんかつが既に届けられていました。
高価なとんかつ、捨ててしまうには、あまりにももったいない・・・・店主が途方にくれていたその時、ある常連客の一言がピンチを救いました。
「大将、そのとんかつ、たまご丼みたいに煮たら柔らかくなるんじゃないの」
「お宅の丼もの、だし汁ウマいからな・・・」
それは、そばに欠かせないそばつゆでした。そこで店主は、思いきってそばつゆにとんかつを入れ、たまごでとじてみました。
それを店主が恐る恐る食べてみると・・・「うまい・・・」
これが、おそば屋さんでカツ丼が生まれた瞬間でした。
そば研究家、前島敏正さんの解説ー
ー「そばつゆに使っているカツオ節が、カツ丼のうま味を引き出しているんです。」ー
カツオ節のもつ和風の旨味が、とんかつにしみ込むことで日本人が大好きな味に仕上がったのです。
また、大量に作るそばつゆを無駄なく有効活用できるということで「おそば屋さんにカツ丼」が全国に広まっていったのです。
ちなみにもう1つお馴染みの「ソースカツ丼」こちらも同じ大正時代、早稲田にある食堂で誕生したという説が有力だそうです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「チコちゃんに叱られる!」で放送された素朴なギモン
「なんでおそば屋さんにカツ丼があるの?」について、まとめてみました。
よければ、参考にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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